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映画(主にホラー)・音楽(メタル)の雑なレビューブログ

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ザ・コンサルタント/The Accountant  

theaccountant.jpg
公開年:2016
監督:Gavin O'Connor
脚本:Bill Dubuque
音楽:Mark Isham

劇場公開がこの前終了したと思いますが、今月は『ザ・コンサルタント』を劇場鑑賞しました。
メモを一切しなかったため、頼りない記憶を基に書いていきますから、あんまり良いレビューはできなさそう。ネタバレせずに書いていきますよ~。

ストーリー(allcinemaより引用)

田舎町で小さな会計事務所を構える物静かな男、クリスチャン・ウルフ。
他人とのコミュニケーションに問題を抱える一方、数字に対して超人的な能力を発揮する彼は、裏社会と繋がりを持ち、彼らの仕事を請け負っていた。アメリカ政府当局もその存在には気づいていたが、なかなか正体を掴めずにいた。
そんな中、ウルフのもとに大手メーカー、リビング・ロボ社の財務調査という依頼が舞い込む。しかし、同社の経理担当デイナとともに使途不明金の解明に乗り出した矢先、調査は一方的に打ち切られてしまう。そしてその日から、何者かに命を狙われるウルフだったが…。



主人公クリスチャンを演ずるはベン・アフレック。最近だと『バットマンvsスーパーマン』でバットマン役を務め、話題になった『ゴーンガール』では不誠実な夫ニック役で出演、『そんな彼なら捨てちゃえば?』『デアデビル』でも主役として演じています。ということで、人気俳優なのではないでしょうか。
ヒロインのデイナは『イントゥ・ザ・ウッズ』でシンデレラを演じたアナ・ケンドリック。本作では大活躍するわけでもありませんが、数字に強い一般人女子としての演技は申し分なし!
news_header_theconsultant_20170128_02.jpg

クリスチャンとデイナの他にも、アメリカ政府側として登場するのがメディナとレイモンド。
二人はクリスチャンの存在に気づき調査を始めます。メディナは過去にやんちゃした経歴を持ち、それを秘密にする代わりにレイモンドの下につくように彼に言われます。
accountant_simmons_robinson.jpg


ハッキリ言ってしまいますと、本作はアクションを見どころとする作品ではありません。
「表の顔は会計士、裏の顔は凄腕の殺し屋」とあると、どうしてもクールなアクション映画だと思いがちですが、公式にはクライム・スリラーなので、あくまで「スリラー」枠なわけです。凄腕の殺し屋シーンも、基本的にサプレッサーという、銃の音や光を抑える部品を使っているので派手さはありません。一種の爽やかなクールさはありますが・・・。
日本版予告にもありますように、主人公クリスチャンに関わる謎が次々と明かされていくわけですね。彼という人物とは一体なんなのか。クリスチャンという人間の全体が描かれていきます。
358340_002.jpg

構成としては、現在のクリスチャンの表の顔が描かれます。合間合間に彼の幼少期のシーンが入ります。
ということで、同時進行で現在と過去がサクサクと分かるということですね。サクサクと言っても、全体的なテンポは若干遅めです。テンポの良い派手なアクション好きの方にはあまり受けないかもしれませんね。
個人的には好きな構成です。過去の描写が現在に追いついたとき、初めて全体が分かるというのは魅力的だと思いませんか。
そして、独立した形で進行する過去と現在のシーンですが、過去に出てきたアイテムが現在に置かれていたり、語り無しのさりげない教え方をしてくれます。ああ、この子はクリスチャンなのね・・・と!素敵です。

彼の経歴が段々と明かされていく中、彼は「特殊な人間」であることが判明します。しかし「特殊」と言ってもですね、現実世界に何万といる「特殊」です。彼の表裏どちらの顔も、その「特殊」を活かすチャンスと活かせるように指導した人間によって作られたものです。ということで、作中言及される「特殊」な人たちは、主人公クリスチャンと同様、チャンスと指導、または環境によってかなりその後が違ってくるのです。ここに本作の社会的メッセージが表れます。最も伝えようとされるメッセージは作品の最後にセリフとして出てくるので、特別注意して読み解こうとしなくても大丈夫です。
Accountant Movie 2

個人的な感想に入りましょう。

まず演技の点ですが、主人公陣よりも印象的だったのは、クリスチャンと同じ施設にいた女性ジャスティン。
幼少を演じた子役も素晴らしいですが、成人した姿を演じたアリソン・ライトの演技はちょい出しでもかなり印象的でした。『レナードの朝』のロバート・デ・ニーロを思い出しましたよ。

また、個人的に良かったのは恋愛要素が無かった点ですね。
王道では主人公クリスチャンとヒロイン・デイナがくっつくという展開がありますが、本作には描かれませんしフラグも立てられません。クリスチャンがデイナにとった行動は、あくまで・・・というところが見どころですね。仏頂面の彼の心には何があったのか。
そして彼が銃を持つのは何故なのか、過去に行った殺しは何を思ってなのか・・・

もう一つ個人的に良かったのが、クリスチャンの父の存在です。
父親はクリスチャンを「自らを守れる様に」とわざわざ鍛えさせます。「シラット」という体術のようですが、これは直接でしか伝えられていない体術のようですね。
ボロボロになるクリスチャンに厳しい父親ですが、ある日、元妻でクリスチャンの母でもある女性のお葬式に出席した際、とあることが原因で死んでしまいます。その時の父としての行動が印象的なのです。今までクリスチャンに貫いてきた態度と、その行動。深いものを感じます。最後までクリスチャンを見ていたのは、間違いなく、父親なのです。そこらへんを考えると、じ~んとしますね・・・。
あ、なんだかシリアスなことばっかりを書きましたが、終盤は結構笑えますよ。あっけないな!?と思ったり、可愛いな!?と思ったり、ふふっと笑えるくらい微笑ましかったり。終始シリアスなわけじゃないので楽しみも幅がありますよ。

さて、長々と書きましたがこれくらいかなあ。
劇場公開はもう終わったかと思いますが、DVDでまた出ると思うので、興味が湧いてきた人はぜひご覧になってみてくださいね。なかなか良い映画です。

★★★★☆
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Posted on 2017/02/22 Wed. 16:23 [edit]

category: ホラー以外の映画

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