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映画(主にホラー)・音楽(メタル)の雑なレビューブログ

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引き裂かれたカーテン/Torn Curtain  

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公開年:1966
監督:Alfred Hitchcock
脚本:Willis Hall, Keith Waterhouse, Brian Moore
音楽:John Addison

ヒッチコック作品を深めてみたいなあと思い、とりあえず目についたものを・・・ということで鑑賞に至りました。

ストーリー(allcinemaより引用)

東ドイツで新型ミサイルの理論が完成した。そしてその頃、アメリカの物理学者マイケルが、婚約者を伴って東ドイツに亡命してくる。だがそれは、ミサイル理論を盗み出すための、巧妙な作戦だった……。



ポリティカル・スリラー枠ですが、確かにスリラーらしいハラハラ感を持たせてくれる作品です。
歴史的背景などの事前知識も特に要らないので気軽に観れることかと思います。心が抉られるようなシーンもないので、安心できますよ~。

主人公は科学者のマイケル。そしてその婚約者サラ。どちらも物理化学者であり、冒頭は物理科学研究会の会合から始まります。すごく仲睦まじくてうらやましい限りです。
ストーリー紹介にもありますように、マイケルは東ベルリンで完成したといわれるミサイル理論をアメリカへ持ち帰るために表面上、亡命という形で東ドイツへ入ります。機密事項のため、サラにもハッキリと言わず、サラは「この人は国を裏切り、私を置いていくのだ・・・」とショックを隠せません。しかしちゃんと説明してもらうため、こっそりとマイケルについていきます(すぐバレるけど)。
そして理論を持ち帰るために急いでまたアメリカへ逃げることになります。
その亡命を手伝う研究者仲間、そして東ベルリン保安省の人間、ミサイル理論を完成させた博士・・・そして東ベルリンで暗躍する組織”π”の人間たち・・・様々なキャラクターが活躍しますよ!
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濃いキャラクターとしては、東ベルリンでのマイケルを監視する保安省の人間、グロメク。
黒いコートを羽織り、じとっとした目でマイケルを見張り、怪しい動きをするマイケルを追ってきます。
そしてまた濃いのは、アメリカへ抜け出す途中に出会う派手なおばあちゃん。組織の人間と落ち合う予定の郵便局まで案内する代わりに、アメリカへ行くビザの保証人になってほしいとマイケル・サラに懇願します。もうね~ほんとキャラ濃いの。千と千尋に出てきそう(笑)
もちろん主人公マイケルも魅力的です。演じるはポール・ニューマン。私も初めて知ったのですがかなりの有名人で、会社の創立者であったり、レーサーであったり、アカデミー賞を三度も受賞する俳優だったり、とにかくすごい人です。そして業績だけではなく人となりも魅力たっぷりな方です。とにかく目が美しい。
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さて、秘密組織であるπとの接触もハラハラですよ。
大学の医務室、田舎町の夫婦、そして郵便局、バス・・・などなど、渡り歩くように、示されるままにマイケルとサラは進みます。
組織の人間も、東ベルリンでいつ捕らえられるか、の状況なわけですから真剣です。事がスムーズに運ぶようにマイケルとサラを急かします。だからこっちも見てて慌てちゃうんですよね(笑)
img_3_20160901155800abd.jpg Torn20Curtain20pic203.jpg

特にバスで移動する際の緊張感は半端ない。
実はこのバスごと組織のもので、本当のバスの時刻と少しずらして、まるで本当に運行しているバスのように見せかけているわけです。ということで、乗客は全員組織の人間。しかしみんながみんな、マイケルとサラを歓迎しているわけではなかったり・・・途中に警察官も出てきます。ドイツのポリツァイはやっぱりカッコいいですね・・・。
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あと緊張感のあるシーンといえば、マイケルが博士からミサイル理論を盗もうとするところですかね。
研究者は刺激されると語りだすものだ、という性質を利用して、マイケルは自分こそ完全な理論を持つものだという体で博士と議論します。まんまと罠にかかって黒板に理論を書き出す博士。流れ的には計画通りですが、実はアメリカへ逃げかえるための集合時刻をギリギリ・・・いや、過ぎてるんですよね。だから「はやくしないと帰れなくなるよ!」という焦燥感で鑑賞側がハラハラするわけです。
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では個人的なツボをもう少し書きましょう。
前述した濃いキャラクターの一人であるグロメクですが、組織πと接触するために田舎町へと向かうマイケルを怪しんで尾行してきます。で、結局殺すしかないということで乱闘が始まるわけですが、そのシーンがBGMもなく生々しいんですよ。
取っ組み合いですね。首を絞めてみたり。服がこすれる音や殴るときの鈍い音など、それだけしか聞こえないんですよ。そこが良かったですね。印象的です。
そしてオチですが、変に政府関連のオチをつけていないところが好印象です。話を広げすぎてないというか。
あとは、サラが涙するシーンで、サラ視点の画面が滲むことでそれを表現する、というのが非常に良かったです。
Cortina rasgada

最後までドキドキできるうえにほっこりした終わり方なので、適度に緊張感は楽しみたいけど過度なシリアスに傷つきたくはない・・・という方におススメです。
これ良いね!!と強く印象に残るストーリーやシーンがあるわけではありませんが・・・(笑)


★★★☆☆
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Posted on 2016/09/28 Wed. 23:22 [edit]

category: ホラー以外の映画

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