lith様の備忘録

映画(主にホラー)・音楽(メタル)の雑なレビューブログ

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ライディング・ザ・ブレット/Riding the Bullet  

movie_1891_poster.jpg

公開年:2004年
監督・脚本:Mick Garris

キング原作ということでとりあえず観てみよう!と。
監督は『シャイニング』などのテレビ作品を多く手掛けている方ですが、『マスターズ・オブ・ホラー』にも参加されています。
キング作品を多く手掛けていらっしゃるようで。

ストーリー

1969年の10月。それなりに充実した学生生活を送っているように見えて、その実、生きる目的を失い死の観念に囚われていた青年アラン・パーカー。なによりも6歳で父を亡くしたことと、ある恐ろしい過去の体験がそうしたアランの人格形成に大きく影響していた。
そんな時、母ジーンが脳卒中で倒れた、との知らせが届く。楽しみにしていたジョン・レノンのコンサートを諦め、母に会いに行くことを決意したアランは、遥か190キロの道のりをヒッチハイクで向かう。
しかしその道行きは次第に怪しさを増し、彼が12歳の時に体験して以来強いトラウマとなっている、ある恐怖の光景に重なっていくのだった…。



主人公は厭世的なこじらせボーイ・アランです。
父親の死やその他トラウマなどから「死」に心が囚われており、ちょっとした妄想癖もあります。だいたいネガティブ。デッサンの授業でもモデルとはかけはなれた暗い絵を描いて教師に「見たまんま描けよ」と言われる始末。
そんなアランの恋人ジェシカは、すぐに関係性に自信を無くすアランを宥めつつフォローしつつ大切に思う良い子ちゃんです。
photo_02_hires.jpg 2004_riding_the_bullet_006.jpg


さて、アランはサプライズで誕生日を祝おうというジェシカ企画の友人たちの思いを知らず、俺は一人だ~~とお風呂で思いつめます。ジェシカもきっと別れたがってるんだ・・・と。おもむろにカミソリを手に取ります。すると、想像の世界で悪魔がやってきて、「切れ!切れ!」と叫ぶのでした。そんで切っちゃうんだけども、それを見つけたジェシカはじめ友人たちはビックリ・・・そして怪我したので入院、と。
そんなクソみたいな誕生日を迎えたアランの元に、吉報、あのジョン・レノンのライブチケットが当たった!そしてそこに悲報、なんと母親が倒れたとのこと。
いろいろ事情あり、ヒッチハイクと徒歩で遠方の母親へ会いに行くことに決めたアランですが、車に乗せてくれるのは変な奴ばっかり。
そしてとうとう死の伝令者を名乗るような奴まで出てくる。そんなお話なわけです。
Bath2.jpg 43613_ba.jpg


この作品はたぶん「イマイチ」という人が大半なのではないでしょうかね。
というのも、一応ホラーなんですが、期待するほどのホラー要素はない。ちょっとだけ。
ホラーというよりもドラマ枠の方がまだしっくりくるかな?といった感じです。
作中で描かれるのは、アランの妄想やトラウマなどなど。つまり一人の人間(アラン)の「死」への態度の変化、人生への態度の変化が描かれていると感じます。
原作も、キングの臨死体験が反映されていると言われているようなので、あながち間違っちゃいない感想だと思います(笑)
トラウマにどう向き合うか、生死の捉え方、それらへの態度。うーん、やっぱりホラーよりもドラマ枠だなあ
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ちなみにトラウマの一つは子どものころ怖くて乗れなかったジェットコースター(小さい頃からネガティブ妄想)


感想入りましょう。
今作、ホラー要素は少ないものの、妄想が映像化されるシーンは凄くよかったなと。
なんでかって、鑑賞者側を主人公サイドに強く引き寄せる効果があるからなんです。こういうのって。だからこそ、「アランの成長」をテーマにした作品の流れを比較的深く楽しめると思うのです。

惜しかったのは、最後の最後、語りが入ってしまったところ。
原作がどういう流れをとってどんなオチをつけているかは存じませんが、作中本当に伝えたかったことを最後の語りに結局任せてしまうのは、ちょっと惜しい。『隣の家の少女』のように、冒頭に語りが入り、よく分からないまま違った趣向の本編が入り、最後の語りで「ああ!そういうことだったのか・・・最初と繋がった」となるような構成なら素敵なのですが・・・。
ともあれ、死にとりつかれ生から目を背けていたアランが、一度きりの人生において「ブレットに乗っても乗らなくても同じなら乗っておけ」ということを学ぶ、そういう作品でした。

★★★☆☆
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Posted on 2016/08/19 Fri. 13:11 [edit]

category: ホラー映画

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