lith様の備忘録

映画(主にホラー)・音楽(メタル)の雑なレビューブログ

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ジョシュア 悪を呼ぶ少年/Joshua  

joshua_RD_J.jpg

公開年:2007
監督:George Ratliff
脚本:George Ratliff, David Gilbert
音楽:Nico Muhly

なんかオカルトものっぽいものないかな~とTSUTAYAをブラブラしてたまたま見つけました。
「悪を呼ぶ少年」だなんて・・・きっと『オーメン』的作品に違いない!・・・違いました(笑)

ストーリー(allcinemaより引用)

株式仲買人として成功したブラッドは、妻アビーと9歳になる息子、そして生まれたばかりの娘とマンハッタンで幸せに暮らしていた。そんな恵まれた環境で育つ息子のジョシュアは家の中でも正装で過ごし、物静かで、同年代の子たちより言動が大人びている優等生。
しかし、家族が妹にばかり気に掛けていることで次第に疎外感を感じ始めたジョシュアは心が歪んでいき、奇怪な行動をとり始める。やがて、ペットの犬の急死や不気味な物音が頻発し、さらには妹の世話で育児ノイローゼ気味だったアビーの症状が悪化してしまう事態に。するとある時、ブラッドはこれらの悪事が全てジョシュアの仕業だと知るのだが…。



さて、登場人物紹介を。
今回の舞台はひとつの家庭です。仕事が順調で大らかな父ブラッド、ちょっと神経質だけど子ども思いの母アビー、生まれたばかりの可愛いリリー、そして成績優秀で物静かな長男のジョシュア。(ピアノもできちゃうよ!)
新しい命を家族に迎えた一家のドタバタから幸せそうな雰囲気までが冒頭で描かれます。
そして芸術好きの伯父さん、世話好きで信心深いお祖母ちゃん。一家がリリーに夢中です。
joshua_l.jpg joshua-2007-1-1.jpg
幸せな一家の図と伯父さんとピアノを弾くジョシュア


登場人物は主に上記のメンバーです。
ストーリーにもありましたように、家庭は少しずつ危うくなっていきます。ストーリーでご紹介しました内容は、あくまで一つの見方、とだけしか言えません。そう、こちらの作品、サイコものです。
「悪を呼ぶ少年」だなんて副題がついてるので勝手にオカルトでサタンな内容かと思ってましたが(笑)
主人公ジョシュアは『オーメン』のダミアン的側面も持っています。ああ、あんまり書くとネタバレしそうで怖い!
あ、ちなみにジョシュア自身はエジプト神話に興味があるようで美術館へも行くのですが、信心深いお祖母ちゃんに眉を顰められます(笑)
作中ではピアノを上手に弾いたり、担任に飛び級を薦められるほど成績優秀だったりしますが、一方でエジプト神話の儀式を真似てぬいぐるみを裂いたりします。
photo_06.jpg


でも個人的に一番引いたのはジョシュアのお母さんですね。もともと精神的にタフなタイプではないらしく、リリーの酷い夜泣きにノイローゼになっていきます。その様子がね、本当にリアルなんですよ・・・育児あるあるですね。
しかしお父さんはしっかりフォローしてくれるんですよ。できるパパ!素敵!仕事も家庭もうまくやれる男なんて完璧ですね。
ノイローゼながらも「僕を愛してる?」とジョシュアに尋ねられたのを「もちろんよ」と抱きしめるお母さん。悲惨だなあ・・・新生児って、可愛いだけじゃないんですよね。
Joshua-Still.jpg


ハートフルな話だと思っただろう。そんなことはないのだ。
今作、素晴らしいサイコスリラーです。人によっては「ビミョー」とかいう声もあるようですが、解釈によってだいぶ味わいが違ってくる作品なので致し方ないところはあるでしょう。
割とじわじわと家庭が崩壊していき、それがジョシュアのせいなのか、それとも周りがおかしいのか、鑑賞側も決定的な根拠が掴めないまま話は進みます。終盤に一気に展開、一気にホラー味を強めます。
個人的には、ここまで興味を引き付けたままにできるサイコロジカル・スリラーはなかなか無いのではと思うところです。
オチに関しては、「なぜ?」の答えによって解釈が違うのです。作品終盤、ジョシュアは伯父の前で即興でピアノを弾き、歌います。これが最大のヒントです。そしてかなり良いメロディ(笑)(一応リンク貼っておきます)



今作は派手な演出もありませんし、どこか淡々として落ち着き深さのある物語という感じなのですが、最後の最後でサイコらしさをドンと見せつけられるのにはやられます。

あ、でも笑えるところがあるんですよ。
育児ノイローゼで泣きじゃくったり落ち込んだりヒステリックになったりするお母さんですが、搾乳機で哺乳瓶に母乳を入れながら伯父に愚痴ります。すると伯父が一言。「おっぱいに酸素吸入してるみたい」
そのあまりのくだらなさに泣き崩れるお母さんの図が面白くて面白くて笑いました。くだらなさすぎて笑う。男女各々の苦労は互いに真に分かり合えることは難しいのでしょうね(笑)

オチの良さに星を増やしておきます
★★★★★
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Posted on 2016/07/11 Mon. 16:19 [edit]

category: ホラー映画

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