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映画(主にホラー)・音楽(メタル)の雑なレビューブログ

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世界の終わり/Cigarette Burns  

cigarette-burns.jpg

公開年:2005
監督:John Carpenter
脚本:Drew McWeeny, Scott Swan

ホラー・オムニバス『マズターズ・オブ・ホラー』Season.1のエピソード8にあたる今作品。
私の大好きな作品『パラダイム』の監督、カーペンターということで大期待して鑑賞しました!
ジョン・カーペンター監督はかの有名なホラー映画『遊星からの物体X』のリメイクや『ゼイリブ』などにも監督として関わっています。

ストーリー
義父からの借金返済の為、小さな映画館の館長を務めながらもコレクターたちに貴重な映画関連のグッズを持ち込むことでお金を稼いでるカービー。借金返済の遅延に怒る義父への対応に頭を悩ませていたある日、資産家のデリンジャーに、10万ドルを報酬として渡すから、とある映画のフィルムを探してきてほしいと頼まれる。タイトルは『世界の終わり』(La Fin Absolue du Monde)と言い、シッチェス映画祭で公開されたときに暴力事件が起きて上映禁止とされたレアな作品。この報酬額ならば借金も返済でき、義父とも縁がすぐに切れるだろうと、ハービーは依頼を受け関係者を訪ねて行くが、フィルムの存在に近づくに連れ亡くなった妻のフラッシュバックが度々起こるようになる。そしてついにフィルムを手に入れたが・・・
という感じ。

先ずですね、邦題の「世界の終わり」は上記のストーリーからも、メインアイテムになる「とある映画」のタイトルなわけですが、原題の"Cigarette Burns"とは、フィルム交換のタイミング示すマークのことです。劇場で映画を観る際に右上にパッと出る輪ですね。日本語で言えば、「(切り替え)パンチ」と呼ぶようです。
で、今作品では、カービーが体験するフラッシュバックなどでそのパンチが浮かび上がると。

ゴア表現アリアリです。ゴア馴れしている私でもちょっと驚きました。あのですね、例えば頭が吹き飛ぶだとか、爆発するだとか、ゾンビに食われるだとか、強力な酸で溶けるだとか、そういうのはホラー作品に結構あるから見慣れたもんなんですけど、今作品に出てくる一部のゴア表現は、バイオレンス要素がとても強いんですね。2005年の作品とは言えど、ちょっと日本人にはとある事件を彷彿とさせてダメな人が結構いると思います。テロリズムと関係があるので、苦手な方は控えてください。想像よりも強烈です。
終盤のゴア表現は名シーンとなってます。何が"名"なのかと言えば、発想ですかね。まさに怪奇!ホラーです。「え?何やってんの?!おかしくなっちゃったの!?」っていうイメージですが、ホラー馴れしてる人ならこちらは大丈夫です。わたしは画としては大変好みです。

ストーリー全体で言えば、難解、というよりも、一つの一貫した解釈をアレコレ人と話せない作品、そして話を理解するということが先ず不要な作品であるように思います。
例えば、ダリオの『サスペリア2』で、なんであの人形出てきたの?とか、遠くの店から走って来て包丁で刺した!?っていうあの驚きと意外性っていうのは、ストーリー云々とかよりも、強烈な印象を残す画という意味での評価が高いと思うんです。ワケが分からないけど、印象的でどこか芸術性を感じる画。それがこの『世界の終わり』でもちょいちょい見られます。
前述の終盤のゴアシーンなんかも、私には印象的でしたし、パッケージ画像にある"天使"の姿も印象的でした。
もういっこ例えると、ロブ・ゾンビの『マーダー・ライド・ショー』も、監督であるロブ・ゾンビの頭の中をかち割って見たような作品ですが、『世界の終わり』もカーペンターの頭の中にいるような感覚を覚えます。つまり、理解するよりもいろんなものが見れるテーマパークのような楽しみ方がオススメということです。

ゴア表現を抜いたホラー要素としては、画面の中から出てくるだとか、そういうものが挙げられるんですけど、結構これは日本人には「貞子かよ!」っていう突込みが出てきそうです(笑)
時代的にも、映画『リング』が1998年、ハリウッドリメイクの『ザ・リング』は2002年ですから、影響を受けていないわけでもないのではと思います。ただ、出てきたものが襲い掛かってくるわけではありません。
どうやら、悪魔と天使の間の話らしいですが、個人的にはそこまで解釈しなかった(できなかった)かな~。私にはやはり印象的な画が評価に値する、ということしか言えません。

あ、そうそう、作中ででてくるカービーが館長を務める劇場では、『サスペリア2』が上映予定とされるんですが、もちろんセリフとして「サスペリア2上映しようよ~」なんて言いませんから、原題の「プロフォンド・ロッソ」という言葉が使われるんですね。
もうね、その語感の良さに改めて感動しました。"Profondo Rosso"!なんて素敵な響きなんでしょうね。はい余談終わり。

ちなみにカーペンター監督は「この『世界の終わり』みたいな、人を壊す映画作品なんてありえないよアハハ」くらいには言っているようです(笑)それらしい映像繋いで架空の映画としてチラ見せしたよ、とのこと。私にとってもこの作品は雰囲気が良いなと思うんですよね。「雰囲気映画」とかいう否定的な意味では無く。
『パラダイム』も、異世界(といっても、それはカーペンターの脳内という異世界)を経験した気持ちが強かった。今作品も同じカテゴリに入ります。

画の強烈さに★を1つ増やしておきます。
★★★★☆
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Posted on 2015/07/22 Wed. 14:56 [edit]

category: ホラー映画

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