lith様の備忘録
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アナと雪の女王/Frozen 
07/23
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公開年:2013
監督:Chris Buck Jennifer Lee
脚本:Chris Buck Jennifer Lee Shane Morris
音楽:Christophe Beck
話題中の話題、それでもガッツリ時期を外して鑑賞したこちらの作品。
今や知らない人はおらず、街でもテレビでも主題歌を嫌と言うほど聴きますね。
内容としては、まあ、ディズニーらしいユーモアもあり、映像も美しく、ミュージカル映画なので歌も良く。
オラフという雪だるまがかなり良いキャラをしていました。
ディズニープリンセスストーリーとしては、女王や姫が王子と結ばれるストーリーをメインとしない『アナと雪の女王』はある意味異端作品なのではないでしょうか。(ディズニー作品はあまり詳しくありませんが)
「凍りついた心を溶かすのは真実の愛だけ」との言葉に、誰しも「異性からの愛」(特に王子)をイメージするところを、この作品は「姉妹愛」としました。家族愛こそ真実の愛だと。これはこの作品が大ヒットになった要因の一つなのではないでしょうか。シンデレラストーリーは、時代が移るにつれ理想から完全なる空想(憧れから非現実へ)と変わってきているため、ここで今までのようなシンデレラストーリーをメインストーリーとしてしまえば、ここまでのヒットは無かったでしょう。いまの世間には異性愛よりも家族愛(姉妹愛)の方が現実的で信じられる存在であったということだと思います。
この作品では、「愛に餓えている状態の危うさ」や「自己卑下から来るあらゆるものへの恐れ」など、現代によく見られる、誰しもが抱えたことのある問題を扱うため、感情移入がしやすかったのもあるでしょう。
歌が良いからヒットした、というだけではない作品です。女王は結局誰と結ばれることもない、というところも最大の魅力です。
あ、ちなみに作中に出てくる隠れミッキーやディズニープリンセスたちは一切見つけられませんでした(笑)
もう一つ余談ですが、DVDの特典映像についていたミッキーの作品がかなり良かったです。古いミッキー作品がお好きな方は感動するはず。
★★★☆☆
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