lith様の備忘録

映画(主にホラー)・音楽(メタル)の雑なレビューブログ

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マスターズ・オブ・ホラー『愛しのジェニファー』『虫おんな』/Masters of Horror season 1, "Jenifer" , "Sick Girl"  

masters of horror1

公開年:2005

ホラー映画界の巨匠たちが集まったホラー・オムニバス『マスターズ・オブ・ホラー』第一期の2話です!
やっと観れました!!
今回は『サスペリア』『フェノミナ』などで有名なダリオ・アルジェント監督の『愛しのジェニファー』
そして『メイ』で脚光を浴びたラッキー・マッキー監督の『虫おんな』を鑑賞。作品ごとに分けて書いていきたいと思います。


『愛しのジェニファー』 ★★★☆☆
もう画からして怖いですよねえ、なにこれゾンビ?ゴースト?ワクワクしながら鑑賞体勢になるわけです。
ストーリー。
ある日警官であるフランクが相棒と車に乗り、少し休憩と車を停め一人降り人気のない辺りをコーヒーを飲みながら歩いていると、縛り上げられた女性を連れている男を見つけ、驚き見ていると今にも殺しそうな勢い。慌てて女性を救出するため仕方なく発砲、助けた女性(ジェニファー)は泣きながらすがりついてきたが、よく顔をみると口が裂けたような醜い顔であった。知的障害を負っていると専門家が言うのを聞き、どこかあわれに思ったフランクはジェニファーを少しの間預かることにしたが・・・。という感じ。

先ずですねえ、結構ホラー感あります。冒頭でジェニファーが取り調べのため警察署で個室に連れられるシーンがあるのですが、そこでじとっとした雰囲気でこちらを見てニヤッと笑うんですね。ウワアアアアアアジャパニーズっぽい怖さを感じるうううう何故深夜で一人で観たのかーー!!と一瞬後悔しましたが、その後はそれ以上のじと怖はありません。

ジェニファーさんはお顔は問題あれど豊満なお体をお持ちで、フランクは肉欲まみれの生活を送ることになります。このグダグダ関係感、なんかもうこっちが嫌になりますし、フランクの甘い考えもため息がでます(笑)
割とゴア表現あります。ジェニファーさん猫とか人とか食べちゃうので、特に「人はいいけど猫がどうにかされるのは許せん!!!ウオオオオオ」って人にはちょっと注意を。

結局冒頭でジェニファーを殺した男と同じような結末になる今作品ですが、もうこれ誰が悪いって男なんですよね(笑)
女性には理解しがたい作品であると思います。結局体が良くてちょっと情けを引いたら男性は落ちるのか?って話です(笑)
ともあれ、一時間でさくっと観られる良い加減の作品でした。



『虫おんな』 ★★★★☆
のっけから『メイ』の雰囲気です!まあ主演女優さんの良さですね。同じ人ですからね。

ストーリー。
アイダは虫を愛する昆虫学者であり同性愛者。自宅にはたくさんの虫(ペット)がおり、毎日愛でていたが、最大の悩みは恋愛がうまくいかないこと。ちょっと良い雰囲気になっても虫を理由に相手は遠ざかってしまう。しかしある日、ミスティという一風変わった女の子に出会い、勇気を出してみるとなんとオッケー。同じ頃、自宅に不審な郵便物が届き開けてみると見たこともない昆虫が。とりあえず自宅に置いておき調べることにするが、逃げ出してしまい、自宅に来ていたミスティに虫が・・・という感じ。

今作品は愛すべき要素がたっぷりです!
コミカルでポップなB級モンスター映画といったところ!ちょっとSFがうるさいところがあるのですが、まあポップ作品ということで大目に。あ、B級とは制作費用的な意味で、ですよ!
ホラーというカテゴリではありますが、そんなに過激な表現をしているわけではありませんので、少し大きめの音が苦手ではない限り、ホラー慣れしていない人でも楽しめる作品かと思います。

前半で、アイダの研究パートナーである男性研究員が、アイダの「私はただ(女性と)"結合"したいだけなのに」という発言に対して「女同士では"結合"なんてできないよ」と返すのですが、まさにラストではその伏線が回収されます。
王道な意味で「楽しめる」映画かと思われます。


総合して、両者とも「性」を題材にした作品に感じました。しかし全く違う方向性を持っていて、尚且つ作品自体のホラージャンルも雰囲気も違うのでお互いが強調しあって面白いですよ。オススメです。

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Posted on 2015/06/27 Sat. 02:57 [edit]

category: ホラー映画

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パンズ・ラビリンス/Pan's Labyrinth  

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公開年:2006
監督・脚本:Guillermo del Toro
音楽:Javier Navarrete

以前レビューした『MAMA』の制作陣の一人であるギレルモ・デル・トロの監督作品です。
ジャンルはダークファンタジーということで"ホラー以外"とさせていただきます。あ、でも割と年齢制限かかるくらいにはショッキングだったりグロテスクだったりするのでお気を付けくださいね~

ストーリー。
スペイン内戦で父を亡くした少女オフェリアは、母と共に新しい父となるヴィダル大尉の率いる軍の拠点へ移り住むため森へ向かった。母のお腹にいる弟のことばかりを気にかけ、オフェリアには無関心なヴィダル大尉。次第に拠点での生活に重みを感じてきたオフェリアの前にある日妖精が現れ、森の奥の迷宮へ導かれる。そこで待っていた迷宮番人パンは、オフェリアが記憶をなくした地底の姫君だと伝える。しかしそれを確かめなければならないため、と、3つの試練を果たすことに・・・という感じ。

デル・トロ監督ということで、ダークファンタジー要素は十分です。やわらかな映像美!
主人公のオフェリアが割としくじってくれるのですが、そこにイラっとしつつ割とサクセスしちゃいます。
ラビリンスというくらいですから先入観で迷宮で試練に立ち向かうって感じのものを想像したんですが、大半は現実世界での内戦真っ只中の暗い話です。私は幻想的な描写よりこっちの方が面白かったかなあ。
オフェリアが統合失調症っぽいだなんて感想もあるみたいですが、それも一理あるかな、と思いつつ、妄想としたいなら些か矛盾する描写もあるため、全てが彼女の妄想っていうのも乱暴な片付け方だなあと思うところです。確かに現実はオフェリアにとってはカ国で逃げ出したくなるものだったかとは思いますが。

泣ける!っていう感想も多いところですが、私はシビアな映画だと思ってますし感動も何も心か厳しくなるだけです。オフェリア可哀想!って言うならば登場人物の殆どは可哀想ですし、主人公オフェリアのことだけを特別可哀想とは思いません。
精神疾患オチよりかは、宗教的思想が反映した映画という方がしっくりくる内容でした。
ダークファンタジーというカテゴリですが、戦争映画要素もあるので、ごりごりふわふわファンタジーを求める方にはオススメできませんね(笑)

個人的に面白いなあと思ったのは、日本版のジャケットが金色の王国にオフェリアがいるのに、他の国では違うというところですかね。暗いほうが作品に合ってるよなあと思うところです。
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映像美とシビアな描写に★を増やします。

★★★☆☆

Posted on 2015/06/26 Fri. 21:49 [edit]

category: ホラー以外の映画

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マニアック/Maniac  

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公開年:1980
監督:William Lustig
脚本:C. A. Rosenberg, Joe Spinell
音楽:Jay Chattaway

2012年にリメイクが公開された今作品。パッケージまんまの内容です(笑)
監督は『マニアックコップ』などで知られるWilliam Lustig
制作総指揮、主演、脚本のJoe Spinell
そしてなんと特殊メイク・美術は『13日の金曜日』ロメロの『ゾンビ』そして『死霊のえじき』『悪魔のいけにえ2』でも特殊メイクを担当したTom Saviniです!!
ということで、間違いなく特殊メイクには期待できます。ううむ、贅沢。

ストーリー。
マネキンを愛する主人公フランク。実は彼は夜な夜な街を彷徨っては女性を殺し、頭皮と服を奪ってマネキンに被せるという趣味を持っていた・・・
あれ?あっさりなストーリーになってしまいましたね(笑)

パッケージ通りですと書きましたように、ストーリー展開は特に驚きはありません。
勘の良い人はすぐに分かると思いますが、主人公はマザコンです(笑)
とにかく情緒不安定でシリアルキラー独特の危うさを感じますが、まあそれだけならホラーフリークスは慣れたもので、魅力はそこにあるわけじゃありません。

先ず、臨場感。当然フランクがターゲットの女性を追いかけるシーンがあるわけですが、そこでフランクの興奮したような息遣いが強調されて聴こえるんですね。これとても恐怖を喚起する技法だと思います。女性の息遣いとかはあまり強調されないので、無意識にもフランクを強く主人公として意識することになります。あ、BGMも「ザ・ホラー!」って感じなので好印象ですよ。

はっと思ったのは、主人公のフランク、外で紳士に振る舞うこともできちゃうんですね。これは二面性ですねえ。途中まで、こいつはずっと不安定でおこちゃま精神から抜け出せないタイプのシリアルキラーだと高を括っていたので、個人的に驚きでした。
フランクの特徴は細かいところにも現れていて、例えば女性の腕組を拒否したりとか、キスを拭うシーンだとかに見られます。

終盤は怒涛のホラー描写!ザヴィーニの特殊メイクが嬉々として活躍します(笑)
ま死体、ゾンビ、ゴア、そこらへんがお好きな人にはたまらないですね。ちなみに冒頭でもショットガンで頭吹き飛ばすシーンがあるので見所です。苦手な人は鑑賞をオススメしません。
ゾンビとか出るの!?なんていう声が聞こえますが、ロメロのゾンビあたりの懐かしい感じです。リヴィング・デッドってやつですね。で、これらは主人公フランクの見ている世界の描写なので、結構自由度があがっていて楽しめます(笑)

オチは特に好きってわけでもないんですが、最後にタイトルがバーン!って出るのはたまらなく好みです。
うおおおお、これが『マニアック』!!っていう印象を強く残しますね。大好き。

サヴィーニ好きなら是非鑑賞をオススメします。

★★★★☆

Posted on 2015/06/11 Thu. 16:08 [edit]

category: ホラー映画

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SAWレイザー/Necromentia  

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公開年:2009
監督:Pearry Teo
脚本:Pearry Teo, Stephanie Joyce
音楽:Timothy Andrew Edwards

出たよ。人気作品のネームバリューに肖って注目を集めようとするセンス無い邦題!
センスの無い邦題については『そのネズミ、凶暴につき』のレビューで少し書きましたので省略。

ストーリー。
愛する女性エリザベスを亡くした男ヘイガンは、彼女を愛しすぎた為に彼女の死体を夜な夜な愛で、状態をできるだけ保存しようともがいていた。それというのも、彼女が生前口にした「死んでもまた戻ってくる」という言葉に縋っていたからだった。
ある日、美容室の仕事を終えようと掃除をしていた彼の元に2人の男がいきなり訪ねてくる。脅しをかけるように威圧的に迫る男たちは、エリザベスの魂を地獄から連れ戻してやると言うが、男たちも要求をしてきた。その内容とは・・・
といった感じ。

邦題『SAWレイザー』からも分かりますように、どうやら謳い文句としては「大人気SAWシリーズとヘルレイザーの魅力が同時に楽しめるよ!」ということらしいのですが、個人的な感想としてはSAW要素は無いですね。謎解きやら痛い罠やらサイコ要素やらは全くないです。

雰囲気としては、ゲームでいうと『サイレントヒル』と『サイコブレイク』が少し入ってる感じですね。とっても良い雰囲気です。全体的に暗い感じとか汚い感じとか、地獄の描写も派手なものではないところとか。スマホとか現代のものが出てこない感じがまた好印象ですね。現実味から遠ざかった世界って感じで。
パッケージのクリーチャーが大暴れする展開ではないのですが、キーキャラクターになります。

前半は割とホラー好きにはウケがとっても良い感じ。ゴアな表現はもちろん、気持ち悪い陽気なブタピエロとか、パッケージの気持ち悪いクリーチャーとか、物憂げな悪魔だとか。ううむ、贅沢~といった感じ。黒魔術も出てくるからオカルト好きにも好ましい表現アリ。
挿入歌がダークなエレクトロ・インダストリアルなのでそういった音楽が好きな方も楽しめるでしょう。DeathstarsとかMarilyn Mansonとか好きな方はまあ気にいると思いますよ。(ちなみにEncephalonというバンドのThe Clawという曲です)

しかしながら後半は時系列が遡ったのは良いがちょっと弛んだような展開で、トントン拍子の展開が好きな人にはウケが悪いでしょうなー。
ヘイガン、トラヴィス、モービウスの三人の男の関係が描かれますが、なんだか最後が物足りない感じ。ちょっと時系列を変えれば良くなったと思うんですがね。

前半の良さを高く評価します。邦題のセンスの無さに被害を受けている映画の一つですね~。

★★★★☆

Posted on 2015/06/02 Tue. 09:33 [edit]

category: ホラー映画

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ZMフォース ゾンビ虐殺部隊/Zombie Massacre  

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公開年:2013
監督:脚本:Luca Boni, Marco Ristori

タイトルからしてもう観るしかないという使命感を覚えて鑑賞に至りました。
「ゾンビ」「虐殺」「部隊」もうこの三つの要素がね!タイトルにあるわけですからね!!

ストーリー。
アメリカ政府は秘密裏に生物兵器を作っていたが、予期せぬ事態により汚染された雨が降り、それを浴びた小さな町の住人たちがゾンビになってしまった。この事件を隠蔽するには爆弾で原発を爆破し町ごと消してしまうしかないと考えた政府は、ワケありながらも優秀な戦闘能力を持つ人間を集め、任務を課す・・・。
まあ、こんな感じ。

ありがちな設定で最初からいわゆる「ハズレ感」があるのですが、B級大好きホラーフリークスにとってはそんなのご褒美にしかなりません(笑)
登場キャラクターが良い感じです。つまり部隊ね。
部隊長を務める真面目な元軍人、爆弾の扱いに長けた奴、優秀なスナイパー、刀の扱いに長けた奴・・・
始まった当初から思ったのですが、これ、ゲームっぽい!デッドライジングじゃありませんが、ゾンビ無双タイプのゲームだったら楽しそう!バイオシリーズみたいにキャラごとにルート変えて楽しみたい!
鑑賞後に調べたらどうやらゲーム化してるみたいですね。やっぱりな。だってゾンビ相手に刀とか絶対フリじゃないですか。部隊なのに刀専門ってどうなの?ってなるじゃないですか。

まあ、お察しの通り安い感じのゾンビ映画です。内容は薄いしツッコミどころ多い。
例えば虐殺してないしゾンビ弱すぎるし殺陣が甘いし、ワクチン保存場所がロッカーだし、時間無いのに車に乗り込んで話してたりね。早く発車しろよ!時間無いんじゃないのかよ!
でもね、ゾンビの特殊メイクがとても良いんですよ。そういうところで楽しめるかなと思います。

ホラーアクションゲームお好きな方にはまあワクワク要素は少なからずあると思いますが、見ごたえのあるゾンビ映画がお好きな方や、派手なアクションを求める方にはだいぶウケが悪い作品でしょう。
特殊メイクの良さに★ひとつ増やします。

★★★☆☆

Posted on 2015/06/02 Tue. 09:02 [edit]

category: ホラー映画

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ゴーンガール/Gone Girl  

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公開年:2014
監督:David Fincher
脚本:Gillian Flynn
音楽:Trent Reznor, Atticus Ross

ちょっと前にとても話題になったデビット・フィンチャー監督の作品です。
フィンチャーと言えば『ドラゴンタトゥーの女』『ゲーム』『ファイトクラブ』などなど話題作が多く、当然ながらファンもとても多いのでご存知の方は多いでしょう。このブログで言えば『ゲーム』をレビューさせていただきましたが、『パニックルーム』や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』などが私の好みです。

ストーリー。
主人公ニックは結婚5年目の記念日を迎えた。毎年贈り物をし合う妻エイミーから今年もプレゼントが贈られる。しかし当日になり、彼女は失踪してしまう。自宅は争った形跡が見られ、ニックは事の重大さにパニックになる。彼女の母は彼女を題材にした『完璧なエイミー』で人気作家となっていて、当然エイミーも有名な人物になった。それゆえに世間は失踪事件に大騒ぎに。彼女はどこへ行ってしまったのか・・・?
まあ、こんな感じですかね。

一言で言えば「壮大な夫婦喧嘩」です(笑)
フィンチャー作品といえば「良い意味での裏切り」を感じる作品が見られるんですが、今回もそんな感じですかね。
Twitterやレビューブログなんかでも今作品について様々な考察や感想がありますが、個人的にはニックとエイミーのいざこざよりも周囲の人間の「汚さ」が強く感じられました。題材を大きく見るとしたら「人間」ですね。

「この女・・・怖い!」っていう感想がちらほらありますが、個人的にはエイミーの怖さとかはあまり印象が無いんですよね。こんなタイプはホラー・スリラー映画沢山いるので。
被害者的な立場にいるニック側の意見である「怖い」っていう感想は抱きにくく、私はどちらかといえばエイミー側の意見である「許さない」がしっくりきます。

世間でいう「ヤンデレ」と「ダメ男」の夫婦が巻き起こすどたばた夫婦喧嘩に巻き込まれていく周囲・・・そんな感じです。
結局仲良しかい!っていう笑える展開ですね。なんだかあまりスリラー要素は感じませんでした。賢い女性って素敵だね!
やっぱり「人間の汚さ」の方が目立つ作品でした。

★★★★☆

Posted on 2015/06/02 Tue. 07:32 [edit]

category: ホラー以外の映画

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悪魔の存在を証明した男/The Possession of Michael King  

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公開年:2014
監督:David Jung
脚本:Tedi Sarafian

タイトルやパッケージから容易にわかりますように、悪魔憑き系ホラーです。
製作陣の一人に、ボロクソな評価を得ている『フォース・カインド』の関係者がいてそれを売りにしているようですが、そういう先入観無しで鑑賞した方が良いと思われます。

ストーリー。
主人公のマイケルは最愛の妻を亡くし悲嘆に暮れていた。唯一の癒しは一人娘。そんな日々のなかで、妻はとある占い師のいい加減なアドバイスをそもそもの原因として死んだのだと思い、スーパーナチュラルと呼ばれるような物事に批判的な姿勢を取っていた。いてもたっても居られなくなった彼は先ず、悪魔の存在について自らを実験台に検証するドキュメンタリーを作ることを思いつく。まずは悪魔を召喚するために様々なところへ様々な人を訪ねていくが・・・
まあ、こんな感じでしょう。

先入観を持つなとはいえ、今回もモキュメンタリーものです。
のっけからスーパーナチュラル全否定でモキュメンタリー作品が始まります。作品、とはいっても整理されている一つの映像作品をだらだら観るというよりかは、撮影していることを意識していない映像も含まれているため、そんなに飽きません。

好印象なのは、ただ頭ごなしに悪魔の存在を否定するのではなく、方法的懐疑を用いて検証していく姿勢にありますね。居るか居ないかの判断には実験が必要であるということです。
そんな感じで主人公は悪魔を召喚するために墓地を訪れたり黒魔術やってる怪しい二人組に会ったり明らかになにかの中毒っぽい神父に会ったりします。特に神父に関しては、「神父」という文字からイメージされるものと、登場人物の「神父」のイメージが喧嘩していて一種の「裏切り」を感じるんですね。両目の色が違って見えて、これが悪魔と関係しているなと思わせたり。ここがお気に入りです(笑)
まあどいつもこいつもなんだか信ぴょう性のない感じなんですが、段々と体調不良やら謎の現象が起きてきて追い詰められちます。この疲弊してる感じ、悪魔の存在肯定派の方々には面白いかと思います(笑)

こういった映画に割とあるのは、「事実だったのか」それとも「精神疾患or妄想」だったのか、等の思わせぶり。
ここでのレビュー済み作品でいえば、『ハイテンション』や『呪われたジェシカ』などがそうですね。前者は映画のオチとしてちゃんと描かれていますし(ツッコミどころ多くて私は好きじゃないんですが)、後者は完全に鑑賞側の判断に任せている作品です。
今作品は前者タイプで、いろいろと予測した可能性を容赦なくぶった切られます(笑)まあその方がスッキリしていいかもね。

悪魔の存在の証明についてはちゃんと結果が出ていますが、疑問を抱かせるのは悪魔に憑かれたマイケルが救われたのかどうかです。亡くなった奥さんの声が度々聞こえるシーンがあるのですが、終盤でも聞こえるので考えさせられます。一方で「悪魔からは二度と解放されない」という言葉も出てきたり。謎です。

もう一つチェックしたいのがコインの存在です。悪魔が存在するか否かという二択をイメージさせます。他のことでも「これ二択だなあ」と感じたこともありますが、まあそこらへんは過度なネタバレになりそうなので控えます。

スタッフロールが無駄にかっこいいのも要チェックです(笑)
考えさせられた点があったので星一つ増やします。

★★★★☆

Posted on 2015/06/02 Tue. 05:55 [edit]

category: ホラー映画

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